積極性の話


とあるオーディション番組のファイナルメンバーの一覧と共に、今までリーダー、メボ、キリングパートの有無とそれぞれ立候補したかの有無が纏められた表が出回っていたのをみた。


そこには1人だけどれも経験しておらず、立候補すらもしていない子が見受けられた。
そして「積極性がない」とか「今まで何してた?」とか「やる気ないの?」と言われていた。

その一覧をみて、やっぱりこの子はやる気が見られない!と言っているのをみてなんだかもやっとした。


リーダーに関しては、他のメンバーを纏めなきゃいけない、積極性にグループを引っ張っていく力がないと出来ない役職だと思うし、その役割を立候補するだけでも積極性を評価出来ると思う。


でもメボやキリングパートに関しては、立候補して披露することが全てではないと思っている。

もちろんメボやキリングパートは曲中でたくさん見せ場があるし、注目も浴びることができるパートだと思う。

でも曲や振りを見た時に、メボやキリングパートよりもやりたいパートがあったら?

秒数は少ないけどこの歌詞がすごく自分に刺さって絶対歌いたい、譲りたくないって思うこともあると思う。
基本的にメボやキリングパートからパート決めをしていくし多くがその部分しか放送されない。

メボやキリングパートじゃなくてこのパートがいい!っていう気持ちがあるから立候補していないだけかもしれないのに、立候補していないから積極性がない、やる気がない、と言われているのをみるとそこだけで判断するのはなんだか違う気がする。


全てのパート決めを放送することはないし、目立たないパートをもらった子たちの中には、安パイでパートを選ぶ子ももちろん居ると思う。
でも全てが安パイでパートを選んだって決めつけているように見えてしまった。


結局どんな気持ちでパートを決めているかなんてその子がフォーカスされない限り憶測でしかないけどあまりにも決めつけているような人が多いんだなと感じた。



オタクの投票から生まれたグループの話


オタクの投票からメンバーが選ばれて出来たグループがいくつかある。


これらのグループは他のグループと比べて箱推しのオタクが少ないように感じる。

箱推しが全く居ない、という訳ではないが、特にオーディション番組から推しに投票をしていたオタクでグループ箱推し!という人をあまり見かけず、箱推しの人はグループがデビューした後にファンになった人が多い気がする。


自分はグループのメンバーが決まった時に、推し以外の他のメンバーを見て箱推しにはなれないかも、と思った。

理由としては自分が苦手だなと思うメンバーが居たからだった。

でもそれは番組の中の少しの時間だったしグループとしての活動が続けば好きになれるのかなと思っていたけどそんなことは無かった。


些細なことだけどふとした瞬間に、あっやっぱりこう言うことする人なんだな、こういうのが苦手なんだよな、と思う時がある。

きっと自分の地雷ポイントなんだと思う。

もしグループとしてデビューしてから知っていたら全員好きになれていたのかもしれないけど1度ん?って思ってしまったら些細なことも目についてしまうようになってしまった。


そんな地雷を抱えたメンバーがいるなら追うのやめたらいい、と思うかもしれないが推しは好きだし他のメンバーも好きだから応援したい。何よりその苦手なメンバーの全てが嫌いな訳じゃなくて良さも知っている。

だからこれからも追ってしまうんだろうけど自分の地雷の言動が出る度にまたか、となってしまうんだと思う。



そしてこれは自分もその傾向あるから気をつけなきゃなと思っていることだが、オーディション番組中に投票していたオタクは推しを擁護しすぎるところがある。

側からみたらそんな些細な事で?と思うことも気にし過ぎじゃない?と思うこともあるが推しが可哀想嫌がってる、やりすぎじゃない?と苦言を呈しているのを見かける。

想像でしかないけれど些細な事で揉めてるなと思ったこともその子のオタクにとっては今までも何度も目についててずっと嫌だったのかもしれない。そういうオタク同士の揉め事の頻度も他のグループに比べて高いように感じる。


番組の時はライバルだったけどグループになったらすぐに手を取り合えるかは別らしい。

時が経ってメンバーも大人になってオタクの目も覚めたらもう少し変わるのかもしれないがいつになるのだろうか。



オタクに優しいアイドルの話【JO1】


JO1にもアニメ好きが多い。
というよりメンバーの大半がアニメだったり漫画だったりゲームだったりサブカルチャーが好きな印象でメンバー同士でアニメを観た話や一緒にゲームをした話などを聞くこともある。

これらはほんの一部だが彼らの好きな作品の主要なものをまとめてみた。


鶴房汐恩
自身の嫁 (レムと瑠夏) を公言している。
ニセコイ、リゼロ、カノカリ、ノゲノラ、変猫、五等分の花嫁、盾の勇者の成り上がり七つの大罪ゴブリンスレイヤー etc.
異世界転生ものが多いイメージ

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こちらの記事により詳しく載っています



大平祥生
ニセコイ、リゼロ、カノカリ、転スラ、ブラクロ、ログホラ、ヒロアカ、かぐや様は告らせたい、五等分の花嫁、魔王城でおやすみ  etc.


木全翔也


その他のメンバーからも度々アニメの話が出ており、鬼滅の刃、呪術廻戦、など話題のものはほぼ全員知っている様子である。
個人的にグループの中で1番陽キャ!という感じの河野純喜がONE PIECE面白い!!とハマり出して嬉々としてメンバーたちに話しているのがすごく彼らしくて好きだった。


豆原一成
彼はアニメや漫画ではなく特撮好きを公言しており、それぞれライダーの台詞や変身ポーズなど度々披露している。東映特撮FC会員。

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こちらの記事より

また彼は2002年生まれであるにも関わらず、平成1期の作品も網羅しているので本当に仮面ライダーが好きなんだということが伝わってくる。
特に好きなライダーはカブトと電王。
いつか仮面ライダーに出たいと話しているので夢が叶って欲しい。
豆原一成くんをよろしくお願い致します。



そしてこちらは公式Twitterにて公開された川尻蓮と川西拓実の領域展開

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シンプルに顔が良い。


こちらはJO1の2020年ハロウィンのコスプレ衣装である。

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なかなか癖が強いがこの衣装で踊っている姿が見れるので是非見てほしい。

またマーベル作品等ディズニーやジブリが好きなメンバーもいるため本当に多種多様である。

そしてなんといっても自身の好きなものの話をする時はとても生き生きとしていつもよりも饒舌になる『オタク感』が良い。
普段のバチバチにかっこよくきめて踊っている姿からは想像出来ないこのギャップが良い。

彼らがこうして好きなものを発信していく中でいつか楽曲がアニメのタイアップになる日がきたらいいなと思う。
そしていつかキスマイの宮田くんやSnowManの佐久間くんと一緒にアニメ関係のお仕事に就いたり、事務所の垣根を越えたアイドル達のアニメトークをしたりしている姿も見てみたいものである。


オタクに優しいアイドルの話


3次元のアイドルを推すようになって思ったことは自分の好きなものを推しも好きだと尚嬉しいということだ。

数年前まではアイドルと呼ばれる人達はなんとなく " 陽キャ" の印象が強くて漫画とかアニメを好んでいるようなオタクとは住む世界が違うと思っていた。
例え知っていたとしてもONE PIECEとかドラゴンボールとかそういうメジャーな作品で深夜帯のアニメは観ているイメージがまるでなかった。

しかしアイドルでもゴリゴリなオタクがいると知ったのはキスマイの宮田くんの存在がとても大きい。宮田くんの推しに対する熱量は " オタクのそれ " がすごくてなんだか嬉しかった。

さらに宮田くんは少し前にST☆RISHのトキヤさんとコラボしていて本当にすごいなと思った。この曲はとても素敵な楽曲になっているので全人類聴いて欲しい。

また最近ではSnowManの佐久間くんもアニメが好きなアイドルとして良く見かけるようになった。
他のメンバーは正直うろ覚えなのだが佐久間くんは結構なオタクらしい、という情報から彼の顔はすぐに覚えた。
私の周りにもアイドルには疎くグループの他のメンバーはあまり良く知らないがアニメが好きな子は知っている、という人も何人かいる。

アニメや漫画を全く観ないアイドルと比べたら、なんとなく自分の好きなものを好きと言っているアイドルに親近感のようなものを覚えてしまう気がする。

そして厄介な事にオタクというものは、国民的に愛されているメジャーな作品よりもどちらかといえば深夜帯で愛されているような作品を好きな方がなんだか嬉しいし、上辺だけの知識ではないコアな内容を話しているのを好む生き物だと思う。

そのため宮田くんや佐久間くんのようにかなり濃く熱量を持って話せるオタクというのはある種の沼の入り口の1つである。
グループからではなくこういう人が居るんだな、この作品好きなんだな、と個人から沼にハマっていき、それからグループの楽曲を聴いてギャップにハマる

以前と比べてかなりのアニオタだけど実はアイドルオタクも掛け持ちしている、という人やアイドルオタクだけど実はアニオタ、という人を割と見かけるようになった気がする。

とは言っても今までは隠していたけれど、最近では偏見なく趣味をオープンにしやすくなったということも大きいのかもしれない。

今回はこの2人を例として挙げたがそれ以外にもアニメ好きやゲーマーを公言している芸能人が多くいる。私の好きなJO1もその内の1つで、JO1については意外とアニメ好きが多いのでまた別の記事に書いていきたいと思う。

2次元アイドルのオタクが3次元アイドルにハマった話


私がハマった3次元アイドルというのはJO1というボーイズグループで、このグループはproduce 101 japan(以下 日プ)からデビューした11名である。

produce 101は韓国のオーディション番組で存在自体は知っていて、日プの存在も知っていた。しかし当時の私は、ふーん、という程度にしか思っておらず流れるTLやTwitterのトレンドをただ眺めているだけだった。
そして瞬く間にデビューメンバーが決まり、それからまた暫く経った後、彼らはデビューした。
そこでもまだ「あ、デビューしたんだねおめでとう」ぐらいの感情でしかなかった。

しかしある時ふとMVを見てみようと思い彼らのMVをみた。

元々K-POPも齧っていたこともあってか " 全員日本人のグループ " のダンスにあまり期待していなかったが想像していたよりもダンスが揃っていて顔面もスタイルも良くて驚いたのを覚えている。

そして1人気になる子ができ、その子がデビューするまでの過程を見たいと思い日プを見ることにした。

正直デビューメンバーを知っているのにオーディション番組を見る必要があるのかと言えば分からないけれど、私は見たからこそ今こうしてJO1にハマっていると言える。

私が彼らと出会う前は長い間2次元アイドルのオタクをしていた。
ここでいう2次元アイドルとは、アイマスうたプリ、あんスタ、アイナナ、Bプロ、ツキウタツキプロラブライブ!などを指し上記に挙げた作品は全て年月や熱の上げ度合いは違えど私が触れてきた作品である。
いずれのアイドル達もみな魅力的だがアイドルとして華々しくステージに立つ姿だけでなく、作品の中で苦悩する様子やグループの中で絆を深めていく様子を知ることができ、様々な問題を乗り越えながら成長していく姿を見守ることができる。

そんな2次元アイドルと彼らにどんな共通点が?と思うだろうか。

なぜアイドルを目指しているのか、そしてデビューメンバーに選ばれる為に寝る間も惜しんでひたすら努力する姿、またライバルでもあり仲間でもある他の練習生たちと支え合い、時にぶつかり合いながら様々な問題を乗り越え成長していく姿を日プで知ることが出来るのである。

アイドルを目指していると言ってもダンスは未経験だけど歌が上手な子、ダンスは出来るが歌が苦手な子、とスキルのレベルは様々である。

これは個人的にアイマスのオタクに刺さると思っているのだが、年齢や現実的にアイドルになるという夢を一度諦めてしまった子達がもう一度チャンスを掴みに行く姿を見ることが出来るので強くオススメしたい。

そして日プを全て見終わる頃にはJO1の気になる子、ではなく別の子にハマっていた。
有り難いことにその子もJO1としてデビューしているが、番組を観ながらデビューして欲しいと切に願い、あまりに感情移入しすぎて何度泣いたか分からない。

番組は編集されたものであるため練習生たちの努力や涙はほんの一部でしかないと分かっているが、バックグラウンドを知ることが出来るのは本当に沼だった。
(オタクはそういうのに弱い)

JO1としてデビューした11人は年齢もバラバラで、グループとしては最年長と最年少の年齢差とかなりある印象だ。それに加えてそれぞれアイドルを目指した時期も経歴もバラバラである。
そんな11人が1つのグループとしてデビューしてステージでパフォーマンスをする姿はとてもキラキラしていて心を奪われる。
彼らが出会った時は仲間でもありライバルでもあったわけだが、少しずつ仲を深めてグループとしても絆が深まり成長していく姿を見られることも私がハマったきっかけの1つのように思う。

彼らはまだアイドルとして始まったばかりなのでこれから先どのような道を歩んでいくのかとても楽しみであり、今後も彼らを応援していきたい。